釣り魚計量基準について詳しく説明しています

釣魚計量基準

  ・・自己申告の記録は未公認です・・正規計量をして所轄の団体が認めた記録が公認記録です・・  

 メジナデーター  石鯛 データー  クチジロ データー  青物 データー
 
● 背伸びし続ける自己申告記録
 いつの時代でも、自分の釣り上げた記録を大きく誇張する釣り人は沢山いますが、最近は
 特にその風潮が堂々とまかり通ってしまうひどい状況下にあると見受けられます。
 釣り団体の衰退や正しい釣りの指導者がいない等が原因と思えますが、釣り雑誌各社も
 それぞれの方法で (ほとんどが魚拓審査或いは写真送付) 人気取りの為に作り上げた
 審査方法で記録と称して掲載している為に、実際に釣り上げた物でなくても記録となってし
 まう場合も少なくないようです。
  また、編集者や記者が計量の詳しい内容を知らないなどが原因だと思いますが、魚拓を
 計るにも不明瞭な方法がとられている様にも見受けられます。
  記録として残すなら統一したほうが良いと思うのだが・・・・・・・
 ● 統一した記録を残す為にも身に付けよう
 
  このコーナーでは、日本で最初に出来た磯釣りの全国組織である 全日本磯釣り連盟の
 釣魚計量基準 について詳しい内容を 中之澤 磯人が説明します。
 ・・筆者は現在この団体に在籍していませんが、釣具の不備の時代に磯釣りの開拓者とも
 いえる諸先輩たちが残した輝かしい記録を大切にする意味でもこの計量方法を、忠実に
 守り次世代に伝えたいと思っています。
  読者の皆さんも是非、この計量方法を身に付けて何処に出しても恥ずかしくない記録を
 打ち立てて下さい。
・ 

 

全日本磯釣り連盟 釣魚計量基準

● 本基準は 全日本磯釣り連盟 釣魚表彰規定 (以下「本規定」という) に基づき、連盟
  釣魚計量基準に関する要項を定める。
 
● 第1条 ( 現物審査 )
 (1)  審査は、審査の為に設けられた場所並びに時間内に、本人の釣魚現物を提示して
    審査請求が試された釣果のみが対象となる。
    この際、著しく鮮度不鮮明、釣技等に不正があった場合は除外される。
  ※ 鮮度不鮮明とは冷凍魚や明らかに時間内に釣り上げたとは認められない物を指す。
 
 (2) 審査には連盟が任命した 計量審査委員 が当たり @ 魚種を確認 A 釣魚の
   全長 (魚体中央投影長) B 重量を正確に測定する。
 

※ 第1条の説明

 
   規定の検量所 ( 全磯連○○支部指定検量所 ) となっている場所で計量審査委員
  ( 以前は本部にて規定の講習を受けた者 )が審査に当たった釣魚のみが記録認定の
  対象となる。 最近では所属クラブの減少や様々な理由から各クラブの会長や他の役員
  が審査してもOKとなった為に、あまり信用できない物が多くなった。
 
 ※ 近年の支部単位の総会のしおり等に計量法が記されているが、一部が記載漏れとな
  っている場合もあり解釈の誤りも起こりうるので正確に記載してほしいものである。
 
 ※ 会員の規定では禁止場所で釣り上げた釣果も除外される。
  ( 禁止場所とは漁業権や港湾、水産各省庁で遊魚禁止区域となっている場所での釣果
   で、渡船の許可のない場所での釣果も含む)
 

 
● 第2条 ( 魚拓審査 )
 
 (1) 審査を請求する魚拓は、定められた魚拓用紙に同行者 (1名以上) の現認証明並
   びに連盟が指定した検量所の証明の押印がなければならない。
 

 

※ 第2条の説明

 
  魚拓審査とは全国大会や大型記録を本部で審査するために行う行為で、魚拓に記入さ
  れた数値等に不正や記入の誤りがないかを審査することを指す。
  魚拓に記入する数値は、あくまでも指定の計量方法で計量された現物の計量数値を記入
  するのが正しい。
 
 ※ 魚拓の大きさはその数値より大きくて当たり前なのですが、中には拓寸が記入されて
  いたり、それよりも大きな数値が記入された物も珍しくない寂しい現状である・・・
 
   本来はこのような魚拓を審査で除外する為にあるのが魚拓審査なのですが、各役員の
  判断の相違(一致していなくてはならない)で認めてしまっている方が多いという残念な行
  為がまかり通ってしまっている場合も少なくないのであるが、審査を請求する本人も正規
  の方法を知って申請するのが望ましい。
 
 何処に出しても恥ずかしくない魚拓を手にする為にも正しい数値を記入することが
  大切なことです、 一度不正をした者はその後も不正をし続けるのが現状である。
 

 

   釣魚計量審査の手引き 
● この手引きは、全磯連釣魚審査基準 第1条 第2項に基づいて釣魚の計量の
  仕方を明示し、正確で公正な計量が試されることを目的とする。
 
 (1) 魚を長さを計るには、検量魚一尾の魚体を左に向け、背部を上方にして検長器上に
   置き、検長器の計測基点縦板に魚体の唇先を接して魚体の中心を検長器中央に位置
   させ、自然な状態で最長部を計る。   ( 別添付図面参照 )
 
 (2) 釣魚の重量を計るには、検量魚一匹の魚体に異物が付着していない事を確かめた
   上、空秤で 0g の表示を確認、魚体を秤に乗せ 指針が完全に静止した目盛を計る
 

※ 審査の手引き長さの計測についての説明

 
  文章上の説明不足の為に解釈の相違が生じ、まちまちの検量を生む原因となっている
  様子です。
  本来、魚体の長さを計るにも我々人間の身長を計るのと同じであると思って頂けば理解
  出来ると思います。  自然な状態とは、魚が生きている時の状態を表すので 背伸び 
  ( 尾ビレを斜めにしたり、つぼめたり )をしない状態で計測することを表しているのである
 
  地域によっては、解釈の相違から上下のいずれかのヒレの長い方を計測数値としている
  場合などを含めまちまちの計量がなされているのが現状です。
 
※ 魚も定住する地域や生息状況によって、ほぼ同じ大きさの魚であっても比べて見ると魚体
  の大きさの割にヒレが大きく発達しているものもあれば、逆に小さなものもあります。
 
  人間で言えば同じ身長の人でも足のサイズが23cmの人もいれば27cmの人もいるのと
  同じです。   それぞれが背伸びして計れば、ヒレの大きなものの方が大きくなりますが、
  人間の身長を計る場合には背伸びしては計測しませんので足のサイズの大小には左右
  されないのです。
 

釣り上げたときより魚が縮んだ ???

 
※  計測にあたって見れば、釣人から 「 釣り上げた時より氷で絞まった 」 ということを
  良く聞きますが、 現地で計測器を用いて計測した訳でもないのに口調は、皆同じである
  誰でも自分の釣り上げた記録は少しでも大きくしたい気持ちは解かりますが、公平を記
  する為にも、決められた場所、決められた時間内と定められている事を理解することが
  公正な計量を行うという事である。
 
  私も検量所を預かっている立場から、色々な実験もして見ましたが、釣り上げた現場
  で検長器を用いて計量した数値と、数時間 氷で絞めてから計って見た結果 絞めた魚
  の方が釣り上げた時より大きくなる場合が少なくないのである。
 
  魚体の絞め方にも拠りますが、漁体は多少縮んでも尾ビレは、生きている時のように大
  きく開かない為に若干長さは長くなる事が多いという結果がでた。
 
  競技会などで短時間に大漁に審査する場合などに行われている、対角線 ( 漁体を
  斜めに ) で計測しているなら縮むのであるが記録認定を行っている全磯連の計量方法
  ではこの方法ではではありませんので正式計量とはいえません。
 

 
● 前記の計測にあたって 釣魚計量基準 より重要と思われる部分のみを抜粋して説明
  しましたが前記説明を充分に理解した上で計量にあたることを望みます。
 
※ 釣具屋さんに計量してもらっても、残念ながらこの方法を知らない釣具屋さんがほとんど
  と云っても過言ではない位、無知なお店ばかりですので せっかくの日本記録となりうる魚
  を釣り上げても記録とはならないのであるから、計量するに置いても信頼できるお店で計
  量してもらう事をお薦めします。
 

   計測図 

計 測 図

● 計測にあたっての注意点 
 
※ 尾ビレは釣魚が生きている時の状態まで広げて @、A が計測測定板に接した時 
  B の数値が最長部計測数値である。
 
※ 正規の検長器は計測測定板は上下にスライドガイドが付いている為に、計測器に取り付
  けてあるメージャーに対して直角を保つのと 計測基準縦板と平行となっています。
 
※ 漁体の上にメージャーを当てたり、魚体の上下にメージャーを当てた計測した数値は
  正規計量とはいえません。
 

 

  ● 長らく硬い文章をお読み頂きありがとうございました。
     少しでも多くの磯釣り師さんが誕生することを心待ちしています。     中之澤 磯人

 

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