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三本半継ぎの切り組設計

 
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● 三本半継ぎとは・・・
 ◆ 手元の抜けの良い竿の製作するには・・・
 
 最近では持ち運びの際に仕舞い寸法は若干長いが、仕舞い込み時にスマートなことから
 三本継ぎが主流となっていますが、主材の布袋竹のみで製作する三本継ぎに比べると
 大物に絞めこまれた際手元に破竹を使用した三本半継ぎのでは、手元の抜けの良い
 竿を安定製作することが可能です。
 
 ◆ 元竿の破竹の選定が・・・
 
 手元に破竹を使用した竿の製作は江戸和竿の特徴ともいえるのですが、だだ節が混ん
 でいて見栄えが良いということだけで破竹を使用するのでは大きな落とし穴が潜んで
 いるので、破竹の性格を知った上で素材選びをしなくてはならないのです。
 
 破竹は布袋竹の繊維およそ2500本に比べ1500本と少ないことから割れやすいという
 性格を持っています。 肉厚も根元はかなりの厚みがあるが枝の出ている部分になると
 極端に薄くなってしまうので根元から1m付近までしか使用することが出来ないのです。
 平均してテーパー度が高く節が混んでいるものが多い中でテーパー度の極力少ない
 素材のみの使用が最適ですから素材選びは慎重に行って下さい。
 

 

◆ 三本半継ぎ

 

 

◆ 切り組設計表

三本半継ぎ 仕上がり寸法 18尺(546cm) 仕舞い寸法 168cm+口栓5cm
部分 切り組の長さ 切り口径 付属品 節数
@ 元 竿  900mm 30.0φ〜28.0φ 石突 60mm+ 10〜12節が理想
A 元2番 1680mm 24.0φ〜20.0φ 内、並継ぎ芯18cm 11〜12節が理想
B 穂持ち 1500mm 19.5φ〜11.0φ 印籠180mm+  8〜10節が理想
C 穂 先 1500mm 11.0φ〜 3.5φ 印籠160mm+ 13〜15節が理想
 これはあくまでも理想的な切り組です。自然素材の竹でこの形を作り上げる為にはそれぞれの
 素材を同じような素材を数千本集めても数本しか出来ない切り組ですが、出来ればこの形を基準
 として素材を集め切り組にあたって欲しい。
 長さを揃え、節数を揃え、テーパー度を合わせれば綺麗な曲がりをする調子の良い竿となるのです
 が素材の質や肉厚が合わなければ曲がりも、調子も出ないのですからたくさんの素材の中から選
 び抜き切り組にあたって下さい。
 
三本半継ぎ 仕上がり寸法 18.3尺(552cm) 仕舞い寸法 170cm+口栓5cm
部分 切り組の長さ 切り口径 付属品 節数
@ 元 竿  900mm 30.5φ〜28.5φ 石突 60mm+ 10〜12節が理想
A 元2番 1700mm 24.5φ〜20.0φ 内、並継ぎ芯18cm 11〜12節が理想
B 穂持ち 1520mm 20.0φ〜11.5φ 印籠180mm+  8〜10節が理想
C 穂 先 1520mm 11.0φ〜 3.5φ 印籠160mm+ 13〜15節が理想
 
三本継ぎ 仕上がり寸法 18.4尺(557cm) 仕舞い寸法 172cm+口栓5cm
部分 切り組の長さ 切り口径 付属品 節数
@ 元 竿  900mm 31.0φ〜29.0φ 石突 60mm+ 10〜12節が理想
A 元2番 1720mm 25.0φ〜21.0φ 内、並継ぎ芯19cm 11〜12節が理想
B 穂持ち 1540mm 20.5φ〜11.5φ 印籠180mm+  8〜10節が理想
C 穂 先 1540mm 11.5φ〜 3.5φ 印籠170mm+ 13〜15節が理想
※ それぞれを切り組む手順としては穂持ちを一番最初に選ぶことから始まります。
  穂持ちの硬さや曲がり具合で適当な素材を見出して鋸入れ位置に印を付け長さが決まります。
  穂持ちの長さによって仕上がりの長さや印籠の長さも変わりますので上の表を参考にして切り組
  に臨んで下さい。
 

 

 

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